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松阪わんこ旅。歴史も自然も、グルメだって楽しめる!

近年、犬猫の飼育数が人間のこどもの数を上回る逆転現象が起きている。
犬がいるために旅行をあきらめる人も少なくない。また、一緒に旅行に出かけるのはなかなかハードルが高いのが現実。

そんなお悩みを抱えている犬飼いさんにおすすめしたいのが『松阪わんこ旅』。
おすすめ観光スポットをくみあわせた、1泊2日のプラン。

では、1か所ずつご紹介。

① 松坂城跡&御城番屋敷

松坂城跡は、国指定史跡で日本100名城に入っているのに入場無料。
しかもわんこも入れるのがうれしい。
市民の憩いの場でもあり、愛犬とのお散歩コースにしている方も多いみたい。

3月下旬から上旬にかけては桜、
5月の大型連休前後は藤、
秋には紅葉が楽しめる。


どんな歴史があるお城か?

戦国武将 蒲生氏郷が1585年築城開始、3年後の1588年入城した。

蒲生氏郷とはどんな人?
才覚と武勇に優れ、織田信長にかわいがられた一方、豊臣秀吉に最も恐れられたといわれる、歴史好きに人気の武将。

大急ぎで築いたためか、古墳時代の石棺の蓋まで使われたとか。
(逆の縁起担ぎという説もあり。)
探せるかな。ヒントは、天守台。

お城といえば天守閣を期待する人が多いが、残念ながら現存せず。
けれど、ここは石垣が素晴らしい。詳しくは、松阪市観光プロモーションサイトで分かりやすく紹介されている。

https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/ishigaki.html



さて、12時着なのでおなかが空く時間。

城跡内のカフェバー『月見やぐら』でランチにしよう。テラス席ならわんこ連れOK。
(テーブルやイス乗せはNG。)
今回は、田楽ランチをチョイス。とっときみその滋味深い味わいがいい。夜は、ホテルでがっつり食べるから、こういうあっさりめがいい。
しっかり食べたい方には、日替わりランチがおすすめ。


ここは「月見」と名がつくだけに、夜が更に素敵かも。
地元食材を使ったお酒に合うメニューがいろいろある。



松阪でいちばんフォトジェニックな場所、御城番屋敷。

その名の通り『御城』の『番』をしていた役人達の『屋敷』。ここも国指定重要文化財。
何枚も写真を撮りたくなる。
お城から見下ろす感じで撮るのもいいし、逆にお城をバックに撮るのもいい。

御城番をしていた武士の子孫が今もお住まいで、中には賃貸物件もあるらしい。


1軒が無料公開されている。
わんこは、飼い主さんが抱っこして入場可能。



② 珍布峠ウォーキング


道の駅飯高駅に着いたら、ウォーキングマップをゲット。
ここを拠点に、ウォーキングコースが整備されている。
うちの仔は小型犬なのでショートコースをチョイス。


所々に看板が設置されているから道に迷う心配なし。

マップ記載の番号は、看板にもちゃーんと記載されているからとってもわかりやすい。


何より、ここではわんこが大はしゃぎ。
きっと普段は散歩嫌いの仔も喜んで歩いてくれるはず。

理由は、マイナスイオンたっぷりのクリーンな空気とこの地面のせいかな。
普段の散歩コースのアスファルトには排気ガスがべったりで、少し歩くと足裏が真っ黒になるのは、犬飼いさん共通の悩み。

うちの仔は、はりきってずんずん歩く、歩く。

このどや顔!足もきれいでしょ。


途中の見所は、『珍布峠(めずらしとうげ)』、『礫石(つぶていし)』など天照大神(あまてらすおおみかみ)と天児屋根命(あめのこやねのみこと)にまつわる伝説があるパワースポット。
このあたりの特産品である茶畑や、民家の間を通っていくのもおもしろい。

『珍布峠ウォーキング』の詳しい情報は、飯高駅HPで紹介されている。

https://www.iitakaeki.com/sightseeing/category/walking/



③ わんわんパラダイス 森のホテル スメール

いよいよお宿に到着。高い山々に囲まれた、大自然の中にあるホテル。
ちょっと遠くても、来た甲斐があったと思える。

夕食時間より早めに到着して、ドッグランや館内散策をしよう。
せっかくだから、他の宿泊犬とも触れ合いたい。
寝るだけのホテルではなく、ホテルステイ自体を楽しめる。

    
    プライベート ドッグガーデン付きの部屋もある。   

    
    わんこ用アメニティも充実。


そして、ここのホテルの醍醐味は、わんこ連れが諦めがちな『〇〇』が充実していること。

それは、ディナー!
しかも松阪牛ディナー!すき焼き、しゃぶしゃぶ、松阪牛食べ比べコースなんてのもある。
(松阪牛以外のコースもあります。)

更に、愛犬と一緒が何よりもうれしい。


松阪牛食べ比べコース。あぶり寿司、ステーキ、しゃぶしゃぶで。


食事の後、わんことお部屋でごろごろしたら、温泉に浸かろう。
さすがに一緒には入れないけれど。(普段、家で犬と入浴する人はほぼいないので問題なし。)

そう、本物の温泉まである!

美肌効果のある『香肌の黄金湯』は、ちょっとぬるめなのでいつまでも浸かっていられる。

露天風呂で、旅気分が盛り上がる。



④ わんこカヌー体験

最後は今回の旅のハイライト、香肌峡カヌー体験。
NPO法人i sierra(アイシエラ)が提供しているメニューは初心者向けで、わんこ料金は0円。
サイズに限りはあるが、ライフジャケットの貸出しもある。

このエメラルドグリーンの清流。
光の射し方や強さによって濃かったり薄かったり、青っぽかったり緑っぽかったり、毎日微妙に色が変わる。

どんな色に出会えるだろう。


まるで浮いているかのような写真を撮れることも。


最初は、初めての川にこわごわだった仔もこの笑顔。


愛犬との特別なひととき。

お願いしておけば写真も撮ってもらえるから、しっかり想い出を残せる。

 

以上がおすすめの「松阪わんこ旅」。


犬がいるから旅行を諦めるのではなく、"犬がいるからこそ楽しさ倍増のひとときを過ごしていただきたい。

 

 

最後に、
~ 「わんこ旅」について思うこと ~

 

「犬入場可」の観光施設はまだまだ少ないのが現実。なぜだろう?

 

ここ松阪でも、一部の犬飼いさんによるマナー違反が他者に不快感を与えてしまっている現状がある。多くのお客さんに快適な旅をしていただくため、施設側も守りに入らざるを得ない。

 

「わんこ旅」の多様化と地位向上は、犬飼いさんみんなの願い。ひとりひとりマナーを守れば実現できるはず。


くれぐれも「誰にも歓迎されない置き土産」のないようにお願いします。

 

 


  月見やぐら
  三重県松阪市殿町松坂城跡内
  tel  090-6094-2460
      hp  https://tsukimiyagura.com/


  わんわんパラダイス  森のホテル スメール
      (ドッグランのみの利用も可能。)
    三重県松阪市飯高町森 2296-1
  tel  0598-45-0003
  hp  https://www.wanpara.jp/matsusaka/


  NPO法人i sierra(アイシエラ)
  *カヌー体験の問合せ、申し込みはこちらへ。
  tel  080-3630-4396(代表:太田)
  hp  http://i-sierra.com/