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松阪停車場跡
旧国鉄参宮線が山田駅(現・伊勢市駅)まで開通したのは明治30年(1897年)。大正元年(1912年)にはこの松阪停車場に松阪軽便鉄道(後に松阪電気鉄道、通称・松電)の松阪駅が設置され、大石までを結ぶ大石線の営業が開始されました。
安二郎一家が東京の深川から松阪に移り住んだのは大正2年(1913年)。宇治山田中学入学が大正5年(1916年)で、神戸や名古屋での受験後に映画に夢中になったのが大正10年(1921年)、宮前尋常小学校21に代用教員として勤めたのが大正11年(1922年)。そして、翌大正12年(1923年)には深川にもどり、松竹蒲田撮影所に入ることになります。
大正7年12月30日、31日の日記中には「ステイション」との表記で、家族や友人ともども利用していたことが記されています。
現在、JR紀勢線・名松線、近鉄山田線の駅となっているここ松阪駅は、安二郎の生活の拠点駅であったとともにその後の監督人生への出発「ステーション」ともいうことができるでしょう。
住所 |
松阪市京町301 |
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