てくてく松阪

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大河内城跡

 標高110m余りの丘陵突端部一帯、300m四方の範囲内に建造され、東裾には坂内川、北裾には矢津川が流れ、南裾と西裾には深い谷が巡って自然に要害の地を形成している。城の縄張りは本丸を中心に北を大手口、南を搦手口とし、西に西の丸、東に二の丸・御納戸・馬場などを配し、随所に堀切りや台状地が残る。本城は応永年間、伊勢国司北畠満雅により築城され、弟顕雅が入城して、その子孫は代々「大河内御所」を称した。永禄12年(1569)8月、本城をめぐって北畠具教軍と織田信長軍が敵対し、北畠軍は50日にもおよぶ蘢城戦に耐え、やがて和睦が成立している。この一大攻防の結果、本城は難攻不落の堅城と称賛されたが、天正3年(1575)には信長の次男北畠信雄により解体されている。
創建年代:室町時代(県指定史跡)

住所 〒515-1105 松阪市大河内町
電話番号 0598-23-7771(松阪駅観光情報センター)
駐車場
アクセス JR・近鉄「松阪駅」から「飯高方面」行きバス約19分「広坂」下車・徒歩で約3分
伊勢自動車道「松阪IC」から車で約20分
公式サイト https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/culture-info/okawatijyoato.html
備考 みてみて松阪「みんなが撮った松阪の桜の名所(はなさかまつさか2021春投稿集)」掲載